株主優待投資で必ずチェックすべきポイント4つを紹介【入門編】
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皆さんこんにちは、資産ためぞう(@sstamezo)です。
今回は、株主優待投資の入門編とういことで、株主優待で必ずチェックするべきポイント4つを紹介していきます。
これから株主優待投資を始める方や、始めたばかりの方の参考になれば幸いです。
株主優待投資で必ずチェックすべきポイント4つ
それではさっそく紹介していきます。
1 優待内容
当然ながら、まずはその銘柄の優待内容をチェックします。
株主優待は、ずべての企業が行っているわけではありません。気になる銘柄があれば、その銘柄が株主優待を行っているのか調べましょう。
また、一口に株主優待と言っても、いろいろな種類があります。
主なジャンルは、
- 自社商品・自社サービス
- 自社商品割引券
- 金券・クーポン(クオカード、図書カード、ギフトカード、お米券など)
- その企業と関係ない商品
などです。
優待ポイント制とは
また、最近では、「優待ポイント制」を導入する企業も増えています。
保有株数に応じて株主にポイントが付与され、指定されたカタログに乗っている商品からポイントを使用して購入できる優待です。
「プレミアム優待倶楽部」というものもありまして、この倶楽部加盟している企業の優待はすべて統一のポイントとなり、加盟している複数の企業の株主であればポイントを合算してカタログから商品を購入することができます。
一方で、ライザップグループなど企業独自のポイント制を導入して株主優待を行っている企業もあります。
ポイント制が気になる方は、こちらのリンクを御覧ください。
また、企業によっては二種類以上の株主優待を用意している場合もあります。
2 優待権利を獲得できる株数
2つ目のポイントは、優待権利を獲得できる最低保有株数です。
株式を購入して株主になるには、権利を獲得できる最低保有株数があります。現在は基本的に100株以上の保有で、株主になる権利を獲得することができます。
株主優待の権利も、株主になる事のできる保有株数と一緒の場合が多いです。
しかし、一部の企業は、優待権利獲得株数が200株以上だったり、500株以上だったり、1000株以上だったりします。
ですので、100株以上買えばどの企業の銘柄でも必ず株主優待の権利を獲得できるわけではありません。
しかも少しややこしいのが、複数の株主優待を用意している企業は、その内容によって権利獲得株数が違う場合もあることです。
「この企業の優待Aは100株以上で権利獲得だけど、もう一つの優待Bは200株以上で権利獲得」というパターンがあります。
少し分かりづらいかも知れないので、具体例をあげます。
(2208)ブルボンの株主優待
・100株以上で1,000円相当の自社商品詰め合わせ
・1,000株以上で2,500円以上の自社商品詰め合わせ
また、
・5,000株以上で上記とは別に新潟県産コシヒカリ5キロ
上記のブルボンの場合は、100株だけ保有していてもコシヒカリ5キロはもらえませんし、商品の詰め合わせも1,000円相当になります。
この様に、企業が複数の株主優待を用意している場合、保有株数によって優待内容が変わったり、増えたりする銘柄もあるのです。
3 優待権利を獲得できる月
3つ目は優待権利を獲得できる月です。
株主優待には、必ず株主優待の権利を獲得できる(暦の)月があります。
優待権利を獲得できる月は、企業によって違います。多くの企業は年に1回ですが、年に2回の権利獲得月のある企業も存在します。
どの月に多いか
3月、9月、6月、12月は比較的多いです。その理由は、企業の決算の時期と関係しています。日本の会計基準だと3月または9月、あるいはその両方で、米国会計基準だと6月か12月、あるいはその両方です。
もちろん、上記の3月、9月、6月、12月以外に権利獲得月のある企業もあります。
権利獲得日も決まっている
権利優待月には、権利獲得日もあります。日にちは月によって違いますが、月末に設定されていることが多いです。必ず月末というわけではなく、例えば「11月15日」など企業により月の半ばに設定されていることもあるので注意です。
その日に株を保有していないと株主優待の権利を獲得できません。
また、権利獲得日の3営業日前から保有していないと、権利を獲得できません。
権利獲得日の3営業日前の日のことを権利付き最終日と言います。毎月の権利付き最終日を、証券会社のサイトなどでチェックしておきましょう。
うっかり権利付き最終日を過ぎてしまうというパターンは、株主優待投資のよくある失敗例です。
4 株主優待の継続保有期間
最後の4つ目は、株主優待の保有期間です。
最近、「株式を6ヶ月以上や1年以上、あるいは3年以上保有していないと、優待の権利を獲得できない」などという企業が増えてきています。(継続保有期間は企業によって違います)
企業側は、株主に株を保有し続けて欲しいので株主優待を実施しています。しかし、最近は株を保有しないで株主優待の権利を獲得できるクロス取引(つなぎ売り)が流行っています。
クロス取引に対する企業側の対策として、一定期間株を保有していないと優待の権利を獲得させない企業が増えてきているのです。
例えば、先ほど例にあげたブルボンの株主優待も、実は最低6ヶ月以上株を継続して保有することが条件となっています。
継続保有で優待内容がグレードアップする銘柄も
継続保有で優待内容がグレードアップする銘柄もあります。
例えば(8697)日本取引所グループは、
100株以上で1,000円のクオカードがもらえますが、継続して保有するとグレードアップします。
一年以上で2,000円、
二年以上で3,000円、
三年以上で4,000円のクオカードになります。
他にもそのような継続期間に応じて優待内容がグレードアップする銘柄は多く、現在私が保有しているKDDIもそうです。
KDDIは100株で3,000円相当のカタログギフトがもらえますが、5年以上継続保有すると5,000円相当にグレードアップします。
そういった銘柄を継続保有して楽しむのも、株主優待の魅力です。
最後に
今回は、株主優待投資の入門編として、株主優待でチェックすべき4つのポイントを紹介しました。
これから始める方や始めたばかりの方をはじめ、参考になれば幸いです。
もし疑問点があればコメントに書いていただければ、分かる範囲であればお答え致します。
最後まで読んでくださり有難うござます。
最後に、株主優待関係の関連記事のリンクです。