バフェット流投資術をまとめる
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みなさんどうも、資産ためぞう(@sstamezo)です。今回は、投資の神様ウォーレン・バフェットの投資術についてまとめていきます。
バフェット流投資術をまとめる
本日も投資の本を読んでいました。今回も投資の神様ウォーレン・バフェット氏に関する本です。
そこで、今回はだんだん分かってきたバフェット流投資術をまとめたいと思います。
自分のわからない物には手を出さない
自分でもよくわかる事業を行っている会社に投資をしましょう。分からないものに投資すると失敗することが多いです。
バフェット氏は、自分の得意とする土俵で戦えとも言っています。氏が実際に投資した銘柄はアメリカン・エキスプレスやコカ・コーラ、ワシントン・ポスト、ディズニー等、素人にも分かりやすいものが多いです。
入門書にも、初心者はよく街で見かけるお店の会社に投資したほうが良いと書かれている本もあります。同じことだと思います。
同じく有名な投資家であるピーターリンチ氏は、「その会社の事を小学生にも分かるように90秒以内で説明せよ、できなければ買うな」と、同じく示唆に富む発言を残しています。
企業の「株価」と「価値」は違うものである
企業の価値はそんなにすぐ変わるものではなく、深いとこにあります。
対して株価は、あくまでも市場が決めた「投票数」による数字でしかなく、価値に対して高くなりすぎたり安くなりすぎたりします。
しかし、長期的に見れば株価は企業の価値に近づいてくるので、市場が過度に売って安くなったタイミングで買いを入れていけば良いのです。
企業の価値を見極めると言う事が難しいわけですが…
名騎手でも駄馬の上では勝つことはできない
いくら優秀な経営者でも、先のないビジネスであったり競合他社の多いなかでの不利な立場からであったら、そこから会社を発展させる事は非常に難しいと言う事です。
バフェット氏は当時斜陽産業であったバークシャーハサウェイ社の買収や、格安航空会社が台頭してくる中でのUSエアウェイズの再建失敗でも身を持って体験しています。
バフェット氏は、優秀な経営者がいるかどうかを1つの重要な判断材料にしていますが、その一方で愚かな経営者に変わっても潰れないくらい確固としたビジネスモデルのある会社を理想としています。
氏の保有している会社の中では、コカ・コーラ等がそれに当たります。
誰が経営者になろうと、街のコカ・コーラを誰も飲まなくなる日は想像できないからです。
これはバフェット氏が重要視している「ブランド力」にも通じる話です。
市場が恐れ慄いている時こそ強気になり、市場が楽観視している時こそ慎重になれ
市場が強気、楽観視している時にはバブルの状態、割高な銘柄も多いです。
逆に金融危機等による市場全体の暴落や、スキャンダル等による個別銘柄の暴落時、市場が恐れて手を出せない時でも、自分で調べて大丈夫だと判断できる会社であれば迷わずに大量保有に踏み切るのがバフェット流です。
アメリカン・エキスプレスが詐欺の被害にあって株が売り叩かれて暴落した時、バフェット氏はそれでも街の人々はアメリカン・エキスプレスのカードを使っていて、ブランドは揺るがない事を判断しました。
そして当時の全資産のうち4分の3の株式を売却して現金化し、まるごとアメリカン・エキスプレスの株を購入しました。
バフェット氏は約50年たった今でも、何倍にもなったアメリカン・エキスプレスの株を保有し続けています。
まあまあの会社の株を素晴らしい価格で買うより、素晴らしい会社の株をまあまあの価格で買うこと
こちらもバフェット氏が過去の失敗経験から得たモットーと言えます。
バフェット氏はもともと成長企業を探す事よりも割安銘柄を探す事に重きを置いていました。
しかし、バークシャーハサウェイの失敗、相棒となるマンガー氏の教えなどにより、成長企業を探す事の重要性を身につけます。
こちらも身体に染み込ませたい考え方です。
その成長企業を探し当てる事が難しいんですけどね…
銘柄は自分で探せ!
バフェット氏は今でも毎日5時間、読書や企業のレポートに目を通し、投資の勉強や企業の分析をしています。
選定する銘柄はもちろん自ら探して分析した銘柄です。
生まれ育ったオマハと言う片田舎にずっと住んでいて、アメリカのウォールストリートからの情報等は一切あてにしない事は有名です。
確かに、初心者だとしても、ネットなどで紹介されていた銘柄ばかり選んでいるのでは、ある意味いつまでも運任せです。
自分で判断して投資しなくては、どうして失敗したかも分からず、いつまでも上手くなる事はないでしょう。
バフェット氏がたくさんの失敗から教訓を得てレベルアップしてきたのは、当然自分で選んで投資をしてきたからです。
自分で選び自分で答えを出す事が重要です。
株を買う時は、一生持つつもりで選べ!
バフェット氏は、会社を選ぶときはその会社のオーナーになるつもりで選べと言っています。
また、1つの銘柄の最も良い保有期間は「永久」、とも言っています。
実際に氏の永久保有銘柄としてコカ・コーラ、シーズキャンディ、アメリカン・エキスプレス等があります。
一生持っていてもいい、その会社で働いてもいいというくらいの銘柄を選べ、という事です。
そういった会社の株を安く、ないし「まあまあ」の値段で買う事が重要です。市場によって株価が安くなり過ぎた時が狙い目です。
分散投資より集中投資
バフェット氏は集中投資派です。
分散投資投資の方がリスク分散されるとも言われますが氏に言わせると、「分散するほど各銘柄の情報を把握しきれなくなる」との事です。
徹底的に調べ自信のある銘柄しか持たない氏にとって、無駄に多くの銘柄に分散して投資する事の方がリスクがあると言うことです。
前述したピーターリンチ氏も、例えばファンドは1つの銘柄を5%以上保有してはいけないというルールがあり、それに対して自信のある銘柄の割合をいくらでも増やせる個人投資家の方が有利と言っています。
自信のある銘柄を保有していれば、わざわざ分散投資する必要はないと言うことです。
もちろん、誰しもバフェット氏の様にはいきませんので、万が一のために数銘柄に分けた方がいいでしょう。
ピーターリンチ氏は、個人投資家は5銘柄に分ける事を推奨しています。最高5%しか持てないファンドに比べれば、自信のある銘柄があれば確かに有利です。
まとめ
今回は主にバフェット氏の投資術についてまとめました。
今回は話がそれるので割愛しますが、バフェット氏はその人間性も素晴らしく、多くのファンがいるのにも納得できます。
バフェット氏の投資方法は王道の長期投資で、長期投資を目指す初心者は、まず根底として学んでおいた方がいいと思います。
私はバフェット流投資術を学んで、目先の株価に一喜一憂し過ぎていた事や、適当に銘柄を選んで売買を繰り返していたことを少し反省しました。
デイトレーダーは別として、長期投資を目指している者が適当に買った株価の目先の変動で一喜一憂する程、愚かな事はないと思いました。
「一度買ったら10年はそのまま持っていても後悔しない銘柄を選べ、でなければ10分も持つな」
というのも氏の有名な言葉です。
私にとっては耳が痛いお言葉です…
これからは自分でじっくり銘柄を選んで、できれば割安だと判断できた時、あるいはまあまあだと判断できた時に少しずつ保有していけたらと思います。
特に資産の少ないうちは、できれば3銘柄、マックス5銘柄と考えて、いい銘柄を探して行きたいと思います。
最後に、 バフェットの関連記事です。