投資の初心者は「ミスターマーケット」に注意 〜バフェットの金言〜
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- 投資の初心者は「ミスターマーケット」に注意
- ミスターマーケットとは何者なのか
- ミスターマーケットに対抗するにはどうしたらよいか
- ミスターマーケットによる過去の失敗例
- 株式投資を始めたばかりの頃は特に注意
- 真価が問われるのは暴落時
みなさんどうも、資産ためぞう(@sstamezo)です。
今回の記事では投資の初心者は覚えておきたい概念である、ミスターマーケットについて記載したいと思います。
投資の初心者は「ミスターマーケット」に注意
自分自身まだまだ初心者なので、ミスターマーケットの概念を忘れないように記録します。
ミスターマーケットとは相場そのものであり、長期投資家にとっては切っても切り離せない存在です。
ミスターマーケットとは何者なのか
ミスターマーケットといえば、投資の神様と言われるウォーレン・バフェット氏がよく口にする言葉です。実際はバフェット氏の師匠であるベンジャミン・グレアム氏が語ったことが始まりのようです。
株式市場は情緒不安定なパートナー、ミスター・マーケットのようなもの。彼らは会社を売り買いするための値段を提示しています。とんでもない値段を提示したりするけれども、何度断ってもいつも違う値段を提示してきます。機嫌のよいときは会社の将来をバラ色だといって、法外な値段をふっかけてきます。また機嫌の悪いときには会社の将来は絶望的で真っ暗闇だといって、これまたとんでもない安値で示してきます。
NIKKEI STYLEより引用
ミスターマーケットとは、相場そのものを擬人化した言葉です。長期投資家たちにいろいろな企業の株価が上がった、下がったと訴えかけて巧みに売らせようとしたり買わせようとしたりしてきます。
ミスターマーケットの術中に嵌ってしまうと、長期保有する予定だった銘柄を狼狽売りしてしまったり、高値づかみしてしまったり握力がなくなってすぐに手放してしまったりしてしまいます。
ミスターマーケットは毎日株価が変動するごとに巧みにセールスをしてきます。長期投資家であれば、彼に惑わされてはいけないのです。
ある意味では、自分自身の欲望や恐怖が相場を通して鏡に映った存在と言えるかもしれません。
ミスターマーケットに対抗するにはどうしたらよいか
ではミスターマーケットの言葉に惑わされないようにすればどのようにすれば良いのでしょうか。
バフェット氏に言わせれば、株価を見るのではなく企業を見ることです。
株価は短期的に見ると、企業の実際の価値より高くなったり低くなったりを毎日繰り返しています。
株価だけを追ってしまうと企業の本当の価値がわからなくなっていまい、不要なところで保有してしまったり、売却してしまいます。
そうしないようにするには、株価は見すぎないようにすることです。
財務諸表や業績発表に注視し、長い目線で成長していく企業を見つけることができれば、毎日の株価のチェックは必要がありません。
むしろ、ミスターマーケットの術中に嵌まらないようにするためには、見ないほうが良いのです。
バフェット氏の有名な言葉で、
そこそこの企業を素晴らしい値段で買うより、素晴らしい企業をそこそこの値段で買った方が良い
という言葉があります。
この言葉は、株価よりもその企業を見なさいという教えとして、ミスターマーケットの概念と同じであると言えます。
ミスターマーケットによる過去の失敗例
今までの株式投資の失敗を振り返ると、ほとんど全てミスターマーケットによる失敗でした。
- いいなあと思っていた株が高くなりだしたので慌てて買ったら、高値づかみになってしまった。
- 保有した株が急落したので慌てて損切りしたら、そのあと上がりした。
- 保有した株で含み益がでたので利益があるうちに利益確定したいと思い売却したが、その後も株価は更に上がり続けた。
こういうことは私の中ではよくあります。
ミスターマーケットの囁きにより術中に嵌ってしまった典型的な失敗例です。
株式投資を始めたばかりの頃は特に注意
ミスターマーケットは、特に株式投資を始めたばかりの方にとって注意が必要です。
主な理由は、
- 株式投資を始めたばかりの頃は、いろいろな銘柄を新しく調べて知ったり、売ったり買ったりを試したくなり、いろいろ保有したくなる。
- 自分の資金が日々増えたり減ったりすることに慣れていないので、狼狽売りや少額利食い(ちょっと利益が出たところですぐ売却)をしやすい。保有銘柄のザラ場の株価の動きも気になり頻繁に見てしまいがち。
これは私自身の失敗経験からきていることでもあります。
(本当はむしろ失敗覚悟で少額の売買を多少繰り返すくらいのほうが、指値注文や逆指値注文といった取引の勉強にはなるとは思います。)
個人的にいろいろ実際に試さないと気が済まない性格なので、通らなければ行けない道だったというか、後悔はしていません。
ですが、もう今後はそういう失敗はなるべくしないようにしたいと思います。
不必要な売買はやめにして、良いと思った銘柄を毎日の株価に左右されることなく、ストロング・ガチ・ホールドしていきたいと思います。
※投機的な売買、うねり取りなどは今後も良い銘柄があればするかもしれません。その場合はストロング・ガチ・ホールドの対象外です。
真価が問われるのは暴落時
ミスターマーケットに惑わされずに利益を得るためには、相場調整時に真価が問われます。
株価が急落したとき、この銘柄なら買い増したほうが良い、と進んで買い増せるような銘柄を探したいです。
株価が下がって不安になる銘柄は、自分自身まだ調べきれてなく不安だからです。株価が下がったとき、チャンスと思える銘柄を探したいです。
最後に関連記事です。バフェット氏の言動は長期投資家にとってバイブル的な存在です。