ためさんの投資ブログ

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米国株(S&P500)は本当に大丈夫なの?ジム・ロジャーズのコラムで波紋が広がる

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皆さんこんにちは、資産ためぞう(@sstamezo)です。

 

今回は、世間から絶大な信頼のある米国株(S&P500)が本当に大丈夫なのか、という記事です。

 

S&P500等の米国株に投資している方や、興味のある方の参考になれば幸いです。

 

米国株(S&P500)は本当に大丈夫なの?

米国株(S&P500)は本当に大丈夫なの?

 

最近ジム・ロジャーズ氏のコラムをネット上で見かけます。同氏は、数々の世界経済の予想を当てたことのある、世界三大投資家の一人です。

toyokeizai.net

 

ジム・ロジャーズ氏は、リーマンショックを1年前から予測して株を空売り利益を得たり、トランプ氏の大統領当選を予測していた事でも有名です。

 

そのロジャーズ氏が、日本の30年後を予測したコラムが上記になります。

 

このコラムでは、同氏が日本の未来について悲観的に述べています。理由は、日本が借金を抱え、それが今もなお増え続けており返済の目処が全く立っていないからです。

正直その事は、もう30年くらいの90年代から言われていることです。

 

もし私が10歳の日本人だったとしたら、日本を離れて他国に移住することを考えるだろう。

 

などと日本はボロクソに言われていますが、その理由に目新しさはありませんでした。

 

同氏の日本に対するコメントは、よく言われる事だったので特筆すべき事はありません。

 

 

当たり前に悪い事が前提の米国

 

では、このコラムで何が印象に残っているのかと言うと、同氏の米国に対する記述です。

 

 

現在アメリカは、有史上最大の債務国(他国からお金を借りている国)である。世界でいちばん、それも世界の歴史上最も多くの借金を抱えているのだ。さらに悪いことに、その債務は増え続けている。対外純資産が約マイナス900兆円(2017年末時点)という数字は、他国に抜きん出て大きい負債額だ。

 

※同コラムより引用   


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日本に対しては、「対外純資産は世界トップだけど、国内の財政が意外と危ないんだよね、だから気をつけた方が良いよ」と言うような見解です。

 

対して米国に関しては、「そもそも対外純資産がぶっちぎりでマイナスの最下位だから。論外だよ。」

 

くらいの勢いで、「米国ヤバいでしょ」と言う事を当然のごとく述べています。

 

 

S&P500は本当に大丈夫か

 

以前も記事にした事がありますが、S&P500に投資していれば大丈夫、と言う意見が個人投資家の中で、まことしやかに囁かれています。

 

しかし、本当に大丈夫なのでしょうか?と思うようになりました。

 

S&P500を支持する方の意見で多いのは、

 

  • 過去のチャートや実績を見る限り、ずっと右肩上がりだから。
  • ウォーレン・バフェットが勧めているから。
  • 世界を代表する大企業が多い。 

 

等と言うお決まりの理由が出てきます。

 

過去に右肩上がりだからといって、今後数十年も同じように好調が続くという保証は何処にもありません。

 

ウォーレン・バフェットだって間違いもあります。

バフェットは過去にたくさんの失敗をしています。ここ数年ではIBMから撤退したり、過去には航空会社等で頻繁に損失していました。

 

だいたい、そのセリフいつ言ったんだよ、という話です。もし10年以上も前なら、今と昔の世界経済状況は全然違います。

今はバフェットもS&P500に投資する事が最適解だとは思ってないかも知れません。

 

ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』を執筆した、ロバート・キヨサキ氏も、アメリカドルの量的緩和により、史上最大の暴落がくるという発言をしています。

 

ロバート・キヨサキ氏もまた、サブプライムローン問題等の発生を予測していた人物です。

 

 

どこの国が有望か

米国や日本が良くなければ、将来どこの国が有望なのでしょうか。

 

ロジャーズ氏は、アジアに世界経済の中心が西洋諸国からシフトしてきている、と述べています。

 

特に中国については、肯定的です。 

 

借金を背負うことなく、中国は莫大な資産を築き上げた。2008年、リーマンショックに端を発する世界金融危機が起きると、そこから中国は、まさかのときのためにずっと貯め込んでおいた資金を使い始めた。膨大な貯蓄を、公共事業を通じて株価上昇のために使ったのだ。中国の資産によって、世界の国はずいぶんと助けられた。

それ以降、中国は金を借りる側に回り、債務を抱える地方自治体、企業、個人が増え始めている。それでも、中国が依然として非常に大きな債権国であることに変わりはない。

 

日本とは違い、借金を背負うことなく経済成長を遂げたとして、中国が有望である事を述べています。

中国株に投資している投資家にとっては嬉しい話ですね。

 

最後に

 

ジム・ロジャーズ氏の今回のコラムは、当然世間で波紋が広がり、ネットやSNS上では「頭のおかしい爺さん」くらいの呼ばれようもされています。 

 

ただ同氏は、「リーマンショック前もトランプ大統領当選前も、『ロジャーズはついに頭がおかしくなった』と言われた。でも実際に予想は当たった。」と述べています。

 

 

 

私は以前にも、S&P500って大丈夫なんだろうか、と言う記事を書きました。

 

多くの個人投資家は、「S&P500に投資すればOK」と述べています。

 

そこになんの疑いもなく、最近は逆にそれが暴落のフラグにすら思えてきてしまいます。暴落は、多くの投資家が油断した時に起こるからです。

 

リスクの無いところにリターンはありません。S&P500も、本当はもっと下げる可能性もあった。でも結果として上がり続けたゆえの過去のトータルリターンだと思います。

 

 

「じゃあお前はS&P500が今後下げ続けると思っているのか?」と言う話ですが、それは分かりません。

 

私はこう言いながら、S&P500の投資信託に積立投資もしています。なんだかんだ、他の指標より信頼できるとすら思っています。

 

ただ、世間の人より少し疑心暗鬼なだけです。疑り深い性格なので…

 

 

結論として、S&P500はとても良いインデックスだけど、絶対に大丈夫と思っていると、万が一の場合相当大きな精神的ショックを受けてしまいます。

 

投資に絶対はない、と言う事を伝えたかったので、今回の記事を書いた次第です。読んでくださった皆さまが、楽しい投資ライフを送れるようにと思います。

 

 最後に関連記事のリンクとして、S&P500について私なりにあらゆる加工トレンドの突入ケースを考えてみた記事です。

www.shisantamezo.com