ためさんの投資ブログ

※現在新ブログに移行中です(https://tamesan-investment.blogspot.com/)。低収入の30代前半非正規が少額資金からの体験に基づく投資情報を発信します。

ひふみプラスの組入銘柄分析ーコスモス薬品ー

Sponsored Link

 

 

ひふみプラスの組入銘柄分析をしようと思った背景

 

今回は、レオスキャピタルワークスが手がけるファンド「ひふみプラス(ひふみ投信)」組み入れている銘柄の分析をしてみました。

 

個別銘柄への投資をするときの銘柄探しとして、「日本株対象のアクティブファンドが組み入れている銘柄から探す」という方法があります。

 

今回は日本のアクティブファンドの雄である、ひふみプラスの組れ銘柄を分析し、銘柄探しや勉強をしたいと考えた次第です。

 

 

ひふみプラスの状況

 

組入銘柄を見る前に、ファンド全体の状況を把握します。

 

f:id:sisanunyoutamezo:20180822214428p:plain

 

2018年7月現在です。純資産総額7843億円、組入銘柄数228銘柄です。228銘柄は、日経225より多いです。

 

組入れ数だけ見ると、もはやインデックスファンドです。ただし、後述する組入銘柄を見ていただくと分かりますが、日経225とは組み入れ方がだいぶ違います。グロース投資やバリュー投資が主体だからです。

 

約9割が国内株式であり、1割だけ外国株式となっています。国内株のうち、約9割が東証一部です。

 

 

 

 

4月と7月の組入銘柄の比較

 

まずは、下の表が今年の4月28日の上位30銘柄です。

順位 銘柄名 組入比率
1 VISA 1.9%
2 AMAZON 1.9%
3 東京センチュリー 1.8%
4 MICROSOFT 1.8%
5 光通信 1.7%
6 協和エクシオ 1.7%
7 コスモス薬品 1.7%
8 ダイフク 1.6%
9 ショーボンドホールディングス 1.5%
10 日本電産 1.5%
11 SGホールディングス 1.5%
12 GMOペイメントゲートウェイ 1.4%
13 共立メンテナンス 1.4%
14 あい ホールディングス 1.3%
15 九電工 1.3%
16 カチタス 1.3%
17 マクロミル 1.3%
18 アマノ 1.3%
19 住友金属鉱山 1.2%
20 兼松 1.2%
21 ネットワンシステムズ 1.2%
22 ガンホー 1.2%
23 ジャフコ 1.2%
24 SBIホールディングス 1.1%
25 ルネサスエレクトロニクス 1.1%
26 クレハ 1.1%
27 ユニー・ファミリーマート 1.0%
28 FACEBOOK 1.0%
29 グンゼ 1.0%
30 パナソニック 1.0%

 

 

 

続いて、約3ヶ月後の7月31日に発表した組入銘柄の上位10です。

 

順位 銘柄名 組入比率
1 AMAZON 2.1%
2 コスモス薬品 2.0%
3 VISA 1.9%
4 MICROSOFT 1.9%
5 協和エクシオ 1.8%
6 光通信 1.7%
7 東京センチュリー 1.7%
8 ネットワンシステムズ 1.6%
9 ガンホー 1.5%
10 ショーボンドホールディングス 1.5%

 

7月時点での報告は月次報告なので、上位10銘柄のみの開示です。

 

3ヶ月の推移で気付いた点

 

 この3ヶ月で気付いた点を箇条書きします。

 

  1.  AMAZON、VISA、MICROSOFTは相変わらず主体
  2.  コスモス薬品が7位から2位に躍進
  3. 光通信、協和エクシオも変わらず上位を占める
  4. ネットワンシステムズが21位から8位に大躍進
  5. ガンホーも同じく22位から9位に大躍進

 

今回は2と4が特に気になった(3の銘柄も気になりますが)ので、2と4をピックアップします。

f:id:sisanunyoutamezo:20180822235300p:plain

コスモス薬品

 

 

コスモス薬品が7位から2位に上がっています。全228銘柄中に占める比率は2.0%で、VISAを差し置いての2位です。コスモス薬品に対するレオスの本気度が伺えませんか?

 

ひふみプラスで大きなウェイトを占める、コスモス薬品とはどういった企業なのでしょうか。月次報告書にはなかなか有望そうな説明があります。 

 

地元九州から広域に出店を続けるドラッグストア。食品の取扱と安さが特徴。大手スーパーが選択と集中で地方後退する中で、出店エリアが一段と拡大する。

ひふみプラス 月次報告書より引用

 

ひふみプラスの特徴として、サービス業を多く組み入れています。

f:id:sisanunyoutamezo:20180822232606p:plain

 

コスモス薬品の比率が高いことは、サービス業に重きを置くひふみ投信らしいと言えます。

 

チャート

 

コスモス薬品の過去3ヶ月のチャートです。

f:id:sisanunyoutamezo:20180822233048p:plain

 

四半期決算の度に株価が上昇しています。うまいところで買い集めたのでしょうか。

 

 

ちなみにこちらが、コスモス薬品の過去10年間のチャートです。

 

f:id:sisanunyoutamezo:20180822233704p:plain

 

絵に描いたような成長ぶりです。

 

 

参考指標

 

コスモス薬品の参考指標です。

 

f:id:sisanunyoutamezo:20180822234102p:plain

 

配当利回りは低いです。まだまだグロース株だということでしょうか。

 

PERは27倍です。2019年度の予想PERを算出したところ、36.3倍でした。割安ではありませんが、グロース株ならばそこまで問題はない程度です。

 

 

コスモス薬品の8月22日の終値は24,360円です。最低取得単位は2,436,000円です。低資金の投資家にとっては余裕で手が出ませんね…。

 

どうしても欲しい場合は豆株で買うことになりそうです。

 

 

 

 

 

 

前置きも長かったので、コスモス薬品だけで記事が長くなってしまいました。続きはまた次回に記事を分けて更新したいと思います。


www.shisantamezo.com