予想外のコスト…クロス取引初挑戦で勉強
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クロス取引(つなぎ売り)の結果報告
こんにちは、しさんためぞうです。
3月にクロス取引(つなぎ売り)に初挑戦し、6月に株主優待などが一通り送られてきて落ち着きましたので記録に残します。
今回クロス取引の対象に選んだ銘柄は第一興商(7458)でした。
コストと利益の額
コスト
信用現渡しの手数料
配当金の調整
以上の計2点で7,252円のコストでした。
利益
株主優待(優待券500円×10枚)5,000円相当
配当金(税引き後)4,463円
以上の2点で9,463円の利益でした。
まとめ
盲点
今回盲点だったのは、配当金の税金の差額でした。
振り込まれる額は税引き後の額なのに、引かれる額は税引前なので、税金分を損してしまいます。
ということは、もらえる配当金が大きいほど引かれる税金も大きくなるので、クロス取引の際は注意です。
この税金の差額が株主優待の価値と同じくらいだったり、大きくなってしまったりしたら、クロス取引をする意味がなくなってしまいます。
クロス取引の銘柄を選ぶ際は、配当金の税金がいくら引かれるかのチェックは重要だということが分かりました。
今回の第一興商は1単元で5600円(税引前)の配当金でしたので、税金の差が1,137円ありました。
もう一つのコストである信用現渡しの手数料が1,652円なので、合わせて2,789円のコストです。
つまり、2,789円以上の価値を持つ株主優待でなければ損をすることになります。
クロス取引の方程式
株主優待の価値>現渡しの手数料+配当金の税金額
こうなっていなければ損をしてしまいます。
配当金を非課税で受け取る方法
ちなみに、配当金の税金が引かれない方法が一応あります。
「株式数比例配分方式(証券口座に配当金が振り込まれる方式)」を選択し、NISA口座で株を購入すると配当金の税金は引かれません。
ただ普通のNISAではなく、つみたてNISAを選択している場合、現状では指定の投資信託しか購入できませんので当然クロス取引はできません。
また、通常のNISA口座でも年間120万円しか枠がないので、保有する銘柄は慎重に選ばなければいけません。
結果:ギリギリ損はしなかった
結果的にはコスト7,252円、利益9,463円で、差し引きするとプラス2,211円でした。
先程の方程式に当てはめると、
株主優待(5,000円)ー(現渡し手数料(1,652円)+配当金の税金(1,137円))で、
プラス2,211円ということになります。
優待の使いようによっては損をしてしまいそうなので、うまく使っていきたいと思います。
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