投資の初心者でも1年以上株式市場から退場しなかった理由
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皆さんどうも、資産ためぞうです。
今回の記事は、株式投資に興味のある方、これから始めようか検討されている方、また始めたばかりでよくわからない方の為に書いた記事になります。
※ちなみに本記事で言う「退場」とは、個人投資家が資金がなくなったり精神的なショックを受け、株式投資から去ってしまうことを指しています。
私が株式投資を本格的に始めたのは、昨年の9月頃です。それ以前には優待目的で少し保有していたこともあります。
もともと株の知識はほとんどないし、ファイナンシャルプランナー的な資格もないですし、会計の知識もありません。
昨年(2017年)の株式市場は、歴史的な凪の相場と言われ、損をする方が難しいと言われていました。2017年は初心者が適当に投資していても、確かに損はしませんでした。儲かってもいませんでしたけど。
対して今年(2018年)は、2月のVIXショックや10月の米国発の暴落などにより先の読めない相場になっています。
含み損に耐えられず退場してしまったのか、ネット上からも多くの個人投資家が消えたようです。チェックしていたブログの一部は、更新が途絶えてしまったものもあります。
そうした環境の中で初心者の私が2018年の難しい局面に突入した株式市場で、退場せずに今もなお、のうのうと株式投資を続けられている理由は何なのでしょうか。
今回はその理由を書きたいと思います。厳密に言うと、今回の内容はこれまで他のテーマの記事で少しずつ語ってきた内容でもあります。
しかし、退場しなかった理由だけを一度記事でまとめたほうが良いのではかと考えました。
なぜなら、株式投資で投資でいちばん大事なのは、生き残ることだからです。
失敗しても生き残って懲りずに投資を続けていけば、嫌でも少しずつ色々なことを覚えていきます。
この株は危ないとか、こういう局面は危ない、と言ったことが少しずつ分かってきます。
また、相場のサイクルも循環していくので、生き残っていればいつか上昇相場のサイクルに突入して利益を得やすくなるはずです。
初心者のアホでも株式相場から退場ぜずに生き残った理由
大きく分けて2つしかありません。
レバレッジをかけない
まず大きな理由の1つは、レバレッジをかけないことです。
投資には自分の資金を担保にして、資金以上の取引できる仕組みがあります。それをレバレッジ取引などと呼びます。
例えばレバレッジが3倍の取引だとしたら、30万円の資金で90万円分の投資ができます。証券会社がお金を貸してくれるのです。
当然、貸してもらった金は返さないといけません。株式投資ではレバレッジを賭けた取引を「信用取引」と呼びます。
株式投資の信用取引には、
- 基本的に3倍での取引まで可能
- 半年以内に返さないといけない
という決まりがあります。
仮に30万円の資金で信用取引を行い、90万円分の株式を保有したとします。その株式が2倍になったところで売却したら、180万円の売値です。30万の資金で150万円を稼いだことになります。
しかし、逆に保有した株式が暴落し、半分の45万円になってしまったらどうでしょうか。
もし信用取引でなく、現物(もともと持っている30万円での取引)だったら、株価が半分になっても15万円の損失で済みます。
対して信用取引で90万円保有していた場合、株価が半分になるとマイナス45万です。でも、もともと30万円しか持っていないので、本来持っていた30万円はなくなってしまうどころか、15万円の借金が発生してしまいます。
これでは株式投資どころではなくなり、あえなく退場となってしまいます。
信用取引は、大きなリターンを得られる可能性もありますが、逆に失敗すると借金を残して即退場の可能性すらあるハイリスクな投資方法です。
初心者のうちは信用取引はやめたほうが良いと言われる所以です。
私自身、信用取引も行なっていましたが、途中からやはり危険だと思い、今では現物取引のみで投資するようにしています。
一応断っておきますと、信用取引が悪いと言うことではありません。例えば、株を保有しないで株主優待だけもらう「クロス取引(つなぎ売り)」という手法で信用取引を使うときもあります。
株式投資をいろいろ楽しもうとしたら、信用取引も使えるようにしておきたいです。しかし、あまり欲を出すと退場するするリスクが高まってしまいます。
FX、仮想通貨も全てレバレッジ取引
ちなみに、仮想通貨やFX、先物取引は全てレバレッジ取引が基本です。投資の初心者にはオススメはできないと思います。FXは少しやっていたこともあります。
FXでは自分の担保の資金以上に損失しそうになったら、強制的にポジションが決済される仕組み(ロスカット)があります。なので借金をする事はありませんが、一瞬で資金が全て溶ける可能性はあります。
株式投資の場合は、追加入金を指示されるか(追証)、他に持っている株式等の資産を売却して返済に当てるよう指示されます。それができない場合は、強制退場です。多分ブラックリストにも載ります。
以上の理由から、初心者のうちからレバレッジを賭けすぎるのはおすすめできません。
余力資金でおこなう
投資に使うお金は、日常生活に必要な資金とは別に、投資用に貯めた余剰資金で行います。
私の場合は、生活に必要な資金が銀行口座に入っていないと不安なので、これが破られることはまず無いと思います。
しかし、人によってはつい熱くなってしまい、「損失を取り返す」などと気を吐いて日常生活に必要なお金を投資に使ってしまいます。
それで失敗したら大変です。借金をするか、知人や親族にお金を貸してもらうのでしょうか。周りからの信用も失ってしまいます。
株式投資に対してネガティブなイメージを持っている方も多いと思います。周りにこういう人がいたら、それでは当然ネガティブなイメージになると思います。
そもそもこういう状態の人は、冷静な判断ができないだろうし、株式投資で利益を上げるのことはできない人だと思います。
信用取引は一概に悪と言えませんが、余剰資金で投資を行わないのは悪と言えます。周りに迷惑をかけないためにも、これは投資を行う上で守るべきルールです。守れなさそうだったら、自分と周りの人達の為にも、投資はやらないほうが無難です。
上記2つの理由を守るためのコツ
株式投資で退場しなかった理由を2つあげました。
- レバレッジをかけない
- 余剰資金で行う
この2つさえ守っていれば、基本的に退場することはありません。資金が半分になったとしても、続けることは可能です。
しかし、個人投資家の中には、この2つのルールを知っていながら守れない人達も多いようです。
ですので、最後に僭越ながら1年以上相場で2つのルールを守ってきた私なりのアドバイスをさせて頂きます。
損失を取り返そうとしてはならない
特に初心者のうちは、投資でほぼ確実に失敗します。失敗しながら覚えていきます。どんな天才トレーダーや天才投資家でも、一度も失敗しない人と言う人はいません。
ですので、失敗した時に「チクショー、この損失、絶対に取り返す!」
とムキになってはいけません。株式相場はコインの裏表の用に単純な世界ではありません。
企業も景気も政治も刻一刻と変化していきます。同じ銘柄であっても同じパターンが通用しないのが普通です。
そういう中で、損失を取り返そうと、ムキになると逆効果です。熱くなってしまうと、一気に取り戻そうと信用取引を利用したり、日常に必要に資金まで使ってしまいます。
また、そういうリスクを追うことにより、冷静な判断もできなくなってしまいます。
10万円損失したら、次は15万円の利益を取ってやるなどと思うと、15万円以上の利益を上げるという制約をつけてしまい、より株式投資の難易度を自分で上げてしまいます。
失敗したら、冷静になったほうが良いです。落ち着いて、何がいけなかったのかを考えます。そして、その失敗は次の成功への授業料だと思いましょう。
だいたいどのくらいの利益を得られそうかという判断は、その銘柄とその時の状況によって違います。利益は過去の損失額と比べて計算するものではないのです。
さいごに
これで、退場にしなかった理由として、これから株式投資を始める方々に伝えたいことは全て書いたつもりです。
約200万円資金でスタートし、60万円以上損失した私が言うのもアレですが、それでも一応退場せず続けているので一定の信頼性はあると思います(笑)