250万円から資産形成するには
Sponsored Link
みなさんどうも、資産ためぞうです。
250万円からの資産形成
今回は、総資産250万円からの資産形成について考えたいと思います。
ペンネーム「私の心の中のリトルためぞう」からの質問です。
ためぞうさんこんにちは、私は株式投資を初めて1年ほどです。ハナツアーやライザップといった銘柄で大損失を被ってしまいました。
現在は資産が250万円程です。投資しなければ300万円を超えていたので、少しショックです。
これから総資産250万円でどのように運用したら良いでしょうか?
はい、250万円という資産額は、投資をする上では低資金であるといえます。
投資家の世間では、30歳までに1000万を達成することが目標の1つと言われたりします。そう考えると、ためぞうの30代で250万円というのは、実に悲しい資産額であるといえます。
でも、泣き言ばかり言っても無駄です。今ある250万で、最大限に効果的な運用ができる方法を考えなくてはなりません。
目標を決める
資産運用をする際、目標があると良いです。目標があって、具体的な計画が決まります。目標は10年で1億円です。
10年スパンの目標ではリアリティが湧かないので、3年で1000万円を目指そうと思います。
しかし、上記のような250万円から10年で1億円にするような投資方法を選ぶとしたら、テンバガー銘柄や仕手株、材料株などの様に爆発的に株価の上昇する銘柄を当て続けなければなりません。
そして、今の私にはそういう銘柄を的中させる知識や判断力といった物はまだありません。というより、一握りの才能を持った投資家でしか当て続けるなんていう芸当は無理ではないでしょうか?
よく分からない状態のまま安易に株を保有してしまうと、また大損失を繰り返してしまいます。
ただ、一方で株式投資は、取引しなければ上達しないものでもあると思います。いくら本を読んだりシュミレーションをしたとしても、実際にポジションを持たなければ上達はしないだろうと思います。ベテランの投資家の方々も同じような事を言っています。
ですので、わからなくても、今の自分でもっとも可能性の高い銘柄に挑戦して投資を続けるしか道はないと思います。
初心者が安全に運用したいのなら
私の場合は目標があるのでそうは行きませんが、投資に詳しくない普通の人が手間をかけずに投資したい場合はどうすれば良いのでしょうか。
月並みですが、投資の神様ウォーレン・バフェットが投資の素人にオススメする、
「90%をS&P500に、残り10%を米国債券に積み立てる」
これで良いのではないかと思います。
S&P500とはアメリカの主要企業500社の指数です。好みでアメリカの上場企業3500社を指数とするVTIや、全世界の株式指数であるVTにしても良いと思います。
実質コストで「楽天・全米株式インデックス・ファンド」と「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の比較はできない理由 - 低資金からはじめる投資
また、「10%の米国短期国債ってどうやって買うねん」と思われるかもしれません。実は楽天証券やSBI証券などのネット証券で普通に買うことができます。最低100$(約11,000円)から購入できます。
初心者にオススメのポートフォリオモデル
ポートフォリオのモデルとしては、こんな感じです。
モデル1「バフェット従順型」
バフェットの「素人にオススメするなら90%がS&P500、10%で米国債券」というアドバイス通りに買い付けた場合のポートフォリオです。
問題としては、皆様はおそらく日本にお住まいなので、ドルに両替しないといけません。両替をお得にするには1万通貨単位(110万円くらい)になります。(手数料が高くても良ければもっとこまめに両替出来ます)それは低資金者には辛いところです。
ですので、VOOというのを、日本の投資信託「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」や「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」で代用するのも手です。
日本のインデックスファンドでも本場米国のETFでも、コストは変わらくなってきているのでほとんど好みの問題です。
投資信託でポートフォリオを組む上での問題は、米国国債の代わりになる日本の良いインデックスファンドがないことです。あまり需要がないのかなと思います。先進国債券インデックスというのはいくつかあるので、それで代用するしか無さそうです。
バフェット従順型の投資信託Ver.です。同種の投資信託はいくつかあるので、あくまでも一例です。
今回はeMAXIS Slimシリーズで固めてみました。eMAXIS Slimに限らず、米国債券に対応する投資信託が現状はないので、とりあえず先進国債券インデックスを組入れました。
モデル2 バフェットアレンジ型
バフェットのアレンジ型の例も作りました。
30%をVT(全世界株式)にしてみたパターンです。これにより万が一アメリカの時代が終わったとしても、ある程度ヘッジをかけることができます。
しかし、アメリカの時代が続く限り、逆にVTが足手まといになります。VTは世界全体の株式に連動するので、VOOよりもマイルドな上昇になると思いますが、世界全体の人口が増えて経済成長が続く限り安心して保有できるメリットはあります。
バフェットアレンジ型を投資信託で作るとしたらの一例です。
あくまでも一例なので、参考程度に考えていただければと思います。また、投資は自己責任でお願い致します。
初心者の方々に僭越なるアドバイス
僭越ながら初心者の方にアドバイスさせて頂きます。長期投資をするに辺り、インデックスといえども時に何度か暴落したり時に数年に渡り下げ続けるするときもあります。
10年に一度は、リーマンショックなどの恐慌が発生すると言われています。
その時に慌てたり失望して売ってはいけないということです。下げ続けたとしてもチャンスだと思って積み立てていきましょう。
S&P500はどんなに調整しても数年以内、長くて10年以内くらいに再び最高値に戻ってきます。過去数十年のデータがそれを裏付けています。世界の人口が増え続け世界全体の経済が成長する限り、それは変わらないはずです。再び最高値に戻った時、それまでの積み立ての力が発揮されます。
また、ETFであれば分配金を再投資ししていくと資産の増加スピードが早まります。詳しくは複利効果を調べていただければと思います。
もちろん、投資に絶対はありません。過去数十年に渡って上昇を続けてきたS&P500が将来も必ず上昇すると、誰が絶対といえるのでしょうか。
世の中にはさまざまリスクがあります。そのリスクがリターンになります。しかし、リスクがそのまま損失になる可能性もあるのです。
過去数十年で年率9%と言われるS&P500が今後数十年でマイナスとなる可能性だってあるのです。
嫌なら定期預金やMMFや日本国債に投資してください。
最後に関連記事です。