弐億貯男氏コバンザメ投資の失敗を分析
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コバンザメ投資の失敗理由を探る
株式ポートフォリオの年初来リターンは、売買による損失と含み損益を合計するとマイナス50万円近くなってきました。
私の保有株の一部は、著名な投資家ブロガーである弐億貯男氏のコバンザメ投資です。コバンザメ投資とは、簡単に言うとパクリ投資です(笑)
そして、そのコバンザメ投資は見事に失敗しています。弐億貯男氏の年初来リターンはプラスですので、私のやり方に問題があります。
主な原因
主な原因は2つあります。①ホールド力(握力)が足りなかった事、②素早い損切りができなかった事です。
ホールド力が赤ちゃんレベルだった
まず、上昇銘柄に対して、握力が赤ちゃんレベルでした。私は昨年末から明豊ファシリティワークスという銘柄をコバンザメ投資していました。
明豊ファシリティワークスは弐億氏期待の銘柄ということで、同氏は昨年末に大量保有に踏み切りました。幸い同銘柄の株価が安かった事もあり、私もコバンザメ投資で参戦しました。
しかし、握力のなかった私は、少し株価が上がったところですぐ手放してしまいました。その後値が上がったところで再び保有し、挙句の果てに2月の相場調整により狼狽売りをするという、よくわからない行動を取り、結果的に損失しました。
↑少し上がったところですぐ売却した記録
↑2月の相場調整で狼狽売りした記録
2月の相場調整に関しては、当時はその後どうなるか分からないような下落っぷりでしたので、まあしょうがないとも言えます。
とりあえず、明豊ファシリティワークスは最近になって高値を更新しています。
これには握力のなさを痛感しました。コバンザメ投資をするんだったら、勝手に売ったりしてはいけません。徹底すべきでした。
心理的に損切りできなかった
現在、コバンザメ投資で損切りが遅れ保有したまま塩漬けになっている銘柄が2つあります。豆蔵ホールディングスとアイティメディアです。
2銘柄とも、同時期に弐億氏が保有したのを真似て購入しました。しかし、同氏はこの2銘柄に違和感を感じたのでしょう、すぐに手放しました。
しかし、私は株価が下がり続けるこの2銘柄を手放せないまま、今日に至ってしまいました。
何故手放せなかったのか
この2銘柄を私は何故手放せなかったのでしょうか。弐億氏は手放したのだから、コバンザメ投資なのだとすれば、その時点で手放さなければならないはずです。
同氏が手放す際、すでにこの2銘柄は私のポートフォリオで含み損になっていました。私は損失が嫌だったのです。それで保有を続けてしまいました。自分なりに調べて、すぐに含み損に転じるのではないか、と淡い期待を寄せていました。
結果は残念ながら、むしろ下がり続けて損失が拡大し、余計に損失を嫌って手放せないという塩漬けスパイラル状態です。
サンクコスト効果
ブログの訪問者の方に、それは「サンクコスト効果」ですね、と言われました。心理学的に、人間の思考の脆い部分を表しています。
これ以上保有していても損失が広がることは分かっているのに、せっかく今まで持っていたのだし、(時間的・金銭的)コストをかけたのだからと撤退せず、余計に損失を広げてしまう事です。
サンクコスト効果の影響を受けている以上、個別株で利益を上げるのは難しいでしょう。これからは、脱サンクコスト効果を目指します。
まとめ
弐億氏のコバンザメ投資が上手くいかなかった理由はいくつか考えられます。
- 期待できる銘柄で、勝手に利確し退場して利益を逃してしまった。
- サンクコスト効果により、同氏が撤退した銘柄にしがみつき、損失を広げてしまった。
主にこの2点です。こうやって文字で書くと、バカだなーと思ってしまいますが、実際にプレイしている間は自分のバカさに気づかず、いつの間にかそうなっているのが株式投資の怖さだと思いました。
もっとも、深く考えなくても、同氏の新規保有した銘柄をすぐに保有し、手放した銘柄をすぐに売却するということを徹底していれば、ここまでの失敗にはならなかったはずです。
(低資金なので、まだ全ての銘柄保有の真似をすることはできませんが…。)
コバンザメ投資は、自分の考えを捨てて機械的に真似なければ行けないようです。
チャームケアに押し目到来か
そうこう分析している間に、弐億氏の保有株の代表銘柄である、チャームケアが大分調整してきました。
業績的に相変わらず順調そうに見えますが、直近でマイナス材料が出たのと、日経平均の下落などによる地合いの悪さが原因でしょうか。
長期的に見れば、業績の伸びに応じて株価もまだまだ上昇の余地のある銘柄だと思いますので、長期投資目的でこの機会に保有してみようか検討しようと思います。
握力の訓練もかねて(笑)