ためさんの投資ブログ

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個別株投資は人にオススメできない?

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皆さんどうも、資産ためぞうです。

 

昨日の日経平均はえげつない下げでしたね。一日で1000円以上下げてしまいました。

 

今回はそんな状況の中でも、これから資産運用でお金を増やそうと考えている運用初心者に、個別株投資がオススメできるのか考えてみました。

 

身近な人で、株に興味があるという人が出てきたので、改めて考える機会がありました。

 

身の周りの人が株に興味を持ち始めた頃が、弱気相場の始まりと言われます。最近、そういう弱気相場突入フラグ(兆候)がありすぎて困ります。

 

本屋に行くと投資の本が更に増えてましたからね。

www.shisantamezo.com

ビットコインと同じで、皆が興味を持って始めるくらいの頃がピークになる可能性が高いです。

 

 

その前に、昨日の下げが記録的だったので、200文字くらいだけ記録させてください(笑)

 

下げ幅はリーマンショック級

昨日の一日での暴落は、なんとリーマンショック級だったそうです。

 

リーマン直後の一日の日経平均の下げが4.9%で、昨日の下げが5%でした。リーマンを超えとるやん。

 

下げ幅はリーマン級!「クリスマス大暴落」気になる今後の株価は? - FNN.jpプライムオンライン

日経平均は1年3ヶ月ぶりに2万円以下の水準へ

 

昨日の大暴落により、日経平均は1年3ヶ月ぶりに1万円台に戻ってしまいました。

 

1年3ヶ月前というと、ちょうど私が株式投資を本格的に開始し、ブログを付け始めた頃です。

 

当時は安倍首相の再選などもあり、株式市場界隈は活気がありました。正直始めた直後は、「こんな時期に始めた自分、ツイてる〜」と調子に乗っていました。その末路が年初来成績マイナス30%です…。

 

 

個別株投資は初心者にオススメできない?

 

さて、それでは本題に入りたいと思います。

 

結論から言うと、やはり株式投資は難しい。簡単な気持ちでやってはいけないと今では思います。

 

インデックスファンドやロボアドなどの積立てはもちろんアリ

 

あくまでも個別株投資の話です。資金に余裕があり、数十年後まで生きているなら、イデコやつみたてNISAなどインデックスファンドの積立ては、むしろやるべきだと今でも思っています。

 

ウェルスナビなどのロボアドでも良いと思います。とりあえず暴落していようが、定期的に積立投資するのが重要です。ドルコスト平均法の効果で、長くても10年くらい投資を続ければ、やがて来る上昇相場によって大きなリターンを得られるはずです。

 

難点はただ一つ、それまで辛抱して積み立てることができるかという、自分との戦いに勝てるかということです。

 

もし資産運用を始めようとしている人がいたら、私は上記の事を伝え、インデックスやロボアドの積立投資を推奨します。

 

個別株でも、優待や配当目的で株価の値動きを気にしないでいられるのなら大丈夫ですけど、特に初心者ほど株価の値動きは気になってしまうものですからね。

 

 

どうしても個別株がしたい方へ、個別株投資を続けられる条件を提示

 

「いや、積立投資ではなく、個別株投資がやりたいねん。」というコダワリを持った方がいたら、私はこうアドバイスします。

 

個別株投資が向いている人の条件が2つあります。

 

  • お金を増やしたいという野心があるか
  • 潔く失敗を認め、損失を素早く確定(撤退)できるか

 

以上です。一見すると2つは微妙に矛盾しています。

 

一つずつ簡単に説明していきます。

 

 

お金を増やしたい野心がある

 

一つ目の条件、それはお金を増やしたい野心があることです。前提として、この気持ちがなければ、個別株投資は続けられないでしょう。個別株だけでなく、投資全体に必要な要素です。

 

逆に損失をくり返すことによりモチベーションが維持できなくなり、「もう良いや」と思った時が個別株投資から身を引くときです。

 

 

 

潔く失敗を認め、損失を素早く確定(撤退)できるか

 

簡単にいうと、資産の減少を受け入れられるか、という事です。

 

天才トレーダーでもよく失敗するのが投資です。特に最初の頃はよくわからないので失敗だらけです。失敗して覚えていくと言っても過言ではありません。

 

個別株投資は、自転車やスポーツに近い

 

例えば、自転車に上手く乗れる様になるまでは、何度も転びます。自転車の乗り方の本をいくら読んでも、実際に乗らないと感覚を掴むことができません。転ぶことにより、こうなったら転ぶというということを経験して徐々に乗れるようになります。

 

本をいくら読んでも、実際にやってみないと成長しないのは自転車と似ています。

 

しかし、株式投資は自転車より難しいです。自転車は一度乗れるようになると、転ぶことはほとんど無くなります。

 

油断したときや不運の転倒はあります、株式投資でも、油断や、保有している企業が不正をしたりする不運で暴落することもあるので、その点は同じです。

 

株式投資と自転車で異なる点は、株式投資はどんなに経験しても転ぶ(損失)する確率が減るわけではないということです。

 

転んで覚えるという表現が分かりやすく自転車と比較しました。正確にはスポーツにより近いと思っています。

 スポーツ

スポーツも本を読むだけは無駄ではありませんが上達しません。そして、上達しても必ず勝てるわけではありません。なぜなら、自転車と違って対戦相手がいるためです。

 

個別株投資にもスクリーンの向こうに相手がいます。しかも、機関などのプロがたくさんいます。

 

全員が利益を得られるということはあり得ません。簡単にいうと、一人が100万円の利益を得たら、スクリーンの向こうで100万円の損失をした投資家がいるのです。

(実際は配当などもありますし、投資家は常に複数ですし、損失と利益は同時のタイミングで起こるものでもないのでもっと複雑ですが、わかりやすい例として…)

 

初心者でも、プロと戦って勝たなければ利益を得ることはできません。スポーツなどの対人競技と同じです。自転車と違って、ある程度経験を積むと必ず勝てるわけではないのです。一言で言えば弱肉強食の世界です。

 

ある意味では、自分でも勝てそうな銘柄やタイミングを見つけることが重要です。

  

1勝9敗でも耐えられるメンタルが必要 

 

投資の神様といわれるウォーレン・バフェットでさえも、しばしばミスを認めて売却しています。

 

日本の天才トレーダーとして有名なcisさんBNFさんといった方々でも、勝率は5〜6割だといいます。

 

ひたすら勝負を繰り返して、ギリギリ5割以上の確率で勝ち続けていった結果、億万長者になったのです。

 

極端にいうと、1勝9敗でも、その1勝の利益が9敗の損失を上回っていればいい、という考え方ができなければ個別株投資に向きません。

 

有名な投資家ブロガーの弐億貯男氏も、「失敗はよくするが、損失はなるべく早く損切りし、上昇する銘柄はなるべく長く保有することによって利益をあげてきた」と言うようなことを述べています。

 

損失の確定を恐れ「いつかまた株価が戻るはず」と根拠のない期待でいつまでも下落していく株を持ち続けると、どんどん資産を減らしてしまいます。私のように…。

 

ですので、自分の失敗を認め損失を確定させる決断をすぐ行うことができなければ、個別株投資には向いていません。

 

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 まとめ

 

以上の点から、個別株投資をするには、

 

  • お金を増やしたいという野心があるか
  • 潔く失敗を認め、損失を素早く確定(撤退)できるか

 

という、一見すると矛盾する2つの要素を兼ね備えていないと続かないと思います。

 

お金を増やしたいけど、いざという時は素早く損を確定して撤退できる人、これが個別株投資に向いている条件だと思います。

撤退上手な投資家のイメージ

銀行貯金しかしてない人にとっては、変人みたいな条件だと思います。しかし、ベテランや上手い投資家は、みんな上記の条件を満たしています。

 

私自身、1年ちょっとしか株式投資をしていませんし、利益を出しているわけではありません。現時点で株式投資に興味のある方にアドバイスできるとしたら、まずはこういう話になります。

 

 

それでもやりたい人は、損失を覚悟することができればやってみるべきです。損失しても興味を持ち続けられるのなら、経験を積んでやがて利益を得られる投資家になれる可能性もあります。

 

 

関連記事のリンクです。今回の記事の補足です。なぜバイアンドホールドではなく損切りなのかを書きました。

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