ライザップ損切りしました!反省点も振り返る
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みなさんこんにちは、資産ためぞうです。
ライザップ(RIZAP)をついに損切りしたので記録に残します。ついでに今回のライザップでの損失の反省点を書きます。
損切り記録
昨日の月曜日に値がようやく付きました。ポートフォリオを確認するとまだ売却できておらず、注文の期限が過ぎていたことに気づきました。慌てて売却注文をだし、約定しました。
248,204円の損失です。私の良いときの月給と同じくらいの損失です。今年は給料が11ヶ月分になったと思えば良いですね。いいわけあるかい。
試しに今年の1月1日からの合計の損失額を調べて見ました。
マイナス555,323円でした。私の手取り年収の4分の1くらいが失われていました。涙。
アカン。地球の重力が1.2倍くらい重くなってきた。ブログの記事を書く手が止まってきます。
ライザップの反省点
同じ過ちは繰り返したくありません。どうすれば防げたのか、考えていきます。
過度な「負ののれん」を甘く見ていた
ライザップの赤字転落の理由は、赤字企業の買収を過度に進めすぎたことです。シナジーのある企業を買収して再生させていくことに異論はありません。しかし、ライザップの場合は手当たり次第な所がありましたので、いつかこうなると予想すべきでした。
キャッシュ・フローのマイナスに注視すべきだった
ライザップの決算短信を確認すると、営業キャッシュフローのマイナス、あるいは前年同期と比べてのマイナスが目立っていました。
営業キャッシュ・フローは、会計上で誤魔化しができない部分です。「負ののれん」で見せかけの売上倍増を見せていても、営業キャッシュ・フローではマイナスとちゃんと表示されていました。
↑今回の四半期決算。
↑前回の四半期決算。
↑通期。プラスだが前期比でマイナス。
↑さらにその前の四半期決算。やはりマイナス。サインはずっと出ていた事がわかる。
そこを軽視していたのが1つの大きな反省点です。
ライザップのキャッシュ・フローに関しては、おさいふプラスのジンさんがうまくまとめられています。
ファンダメンタルの教科書には、キャッシュ・フローのマイナスの銘柄には投資してはいけないと書かれています。それを知っていてなお、投資していたとは、我ながら反省しかありません…。
こんなことでは、織田裕二にも
何やってんだよ、タメ(ぞう)。
と言われてしまいます。(言われないしネタが古い)
その他の原因
大きな反省点としては、負ののれんと営業キャッシュフローを軽視していたという上記の2点です。しかし、他にも色々な反省点の要素があります。
- ライザップは人気株であり、集団心理的に保有し続けてしまった
- 株主優待に釣られてしまった
- ネット上でのホルダーの意見(根拠のないもの)を真に受けてしまった
などなどです。授業料は高く付いても、今後の株式投資に役立てていける経験にしないといけません。
RIZAPが嫌いになったわけではない
一応書いておきます。私は今回の赤字発表や株価の暴落によって、RIZAPのことが嫌いになったり、失望した訳ではありません。
株式投資は自己責任です。損失は自分の責任だと思っています。一番つらいのは瀬戸社長を始めとする経営陣だとも思います。
RIZAPの動向は今後も見守りたいですし、経営改善が見えてキャッシュ・フローが黒字になり回復していけば、また投資することも考えられます。
売却してすぐ値が上がることも考えられます。
しかし、負ののれんやキャッシュ・フローのマイナスである企業に投資するという失敗を繰り返さないために、自分なりのルールを持って一度撤退するべきであると思い損切りしました。
最後に
個人投資家にとって最近の相場はなかなかシビアです。日本株ではライザップだけでなく、任天堂という大型株も下げました。また、個人投資家に人気があり高配当株である日産自動車にも、まさかのニュースです。
米国株ではアップル、高配当で人気のあるタバコ銘柄のブリティッシュ・アメリカン・タバコも再起できるのか心配なほど下げています。
一方で、四季報で調べたけどあまり話題にならない地味な銘柄で業績の良いものは、直近の相場でも堅調なものもあります。
そういった銘柄を試してみるか、あるいは、100万円くらいドルに替えて米国優良企業とETFに投資するのもありかなと考えています。
先が見えない相場の中、何に投資したら将来的に一番の利益をもたらしてくれるのかを考える事が重要であり、投資の楽しさでもあると思います。