もし1億円手に入ったらどのように資産運用するかについて
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もし1億円手に入ったらどのように資産運用するか
いきなりですが今回は、「もし1億円手に入ったらどうやって資産運用を行なうか」を考えてみたいと思います。
そんな妄想をして楽しいのかと言われそうです。
しかし結局のところ、「投資は自分の知っている範囲でしかできない」と言われています。
ですので、今現在の自分の資産運用知識を再認識するトレーニングだと思って書きます。
ぜひ皆さんも一度試してみてください。
インカムゲイン重視かキャピタルゲイン重視か
まず問題は、その1億円を更に増やしていくための方法は、インカムゲイン狙いなのかキャピタルゲイン狙いなのかです。
結論からすれば、1億円あれば無難にインカムゲインで十分だと思います。1億円あったら、私の場合はわざわざキャピタルゲインを求めてリスクを取る必要はありません。
目標としている不労所得、月50万は年間にすると600万円です。
1億円に対しての600万円は6%であり、インカムゲイン狙いであれば年利6%を達成し続ければ目標達成です。
しかし年利6%という数字は、特に税引き後であれば、あらゆる金融商品、不動産等でも達成は難しいのではないでしょうか?
しかし、例えば年利2〜3%であれば、高配当株、ETF、あるいは債券やREIT等に分散していけば無理ではなさそうです。
そうすると、1億円で現実的なのは年200〜300万の不労所得ということになります。
しかし、金融危機等の対策として3分の1程度キャッシュで持っておくとしたら、年に150万〜200万の不労所得ということになります。(計算はざっとしています)
もっとも、金融危機でも減配しないような高配当株や債権のETF等をメインにし、給与所得の余剰金も投資にあてて配当金も再投資して行けるなら、フルインベストメントで金融危機の時でも定期的に追加購入していけます。
なので、1億円以上の資産がありインカムゲイン狙いなら、キャッシュをそんなに保持していなくても大丈夫だと考えます。
5分の1程度のキャッシュがあれば十分かも知れません。そうすると、8000万円の投資で年利2〜3%となり、年に160万〜240万円のインカムゲインになります。
ただ、もしその時の状況で、更にキャピタルゲインで利益を狙えそうな環境であれば、もちろん2億、3億と狙っていきたいです。
そこまでの資産が増えると、その後の人生により選択肢を増やすことが出来ます。
一億円あればもう働かなくていいのか
ここからが重要です。
一億円の資産があり、「今と同じくらいの年収の不労所得であれば、もう働かなくてもいいし、節約しなくていいや」
となってしまうと、危険です。
頑張れるうちはなるべく今と同じ様に働きたいです。
そうすると、不労所得(160万〜240万)+給与所得(手取り約200万円)で年の収入が360万〜440万円程になります。
現在と同じ様に貯金できれば、生活費を抜いて年に約200万〜280万円程度の貯蓄を増やすことができます。
あまり無理をしていてもキツいかも知れないので、とりあえず年間200万円の貯蓄とします。
その200万円を更に資産運用の資金にしていくと、複利効果で徐々に資産が増えていきます。
その後引き続きインカムゲインの再投資を繰り返していくと、どんどん不労所得が増えていくはずです。
だんだんと、働かなくてもいい状態になていきます。
具体的な数字は適当ですが、おそらくだいたい合っていると思います。
投資先の選び方
次に、具体的に年利2〜3%のインカムゲインを達成するために何に投資すれば良いでしょうかという問題です。
いろいろ調べた結果、やはり投資先は米国がベターの様です。
安定した配当金、分配金が欲しい訳ですから、個別株であれば企業の株価が取り急ぎ上がるのを望むより、将来に渡り安定した配当金を確保するためのキャッシュを半永久的に生み続けるような企業に投資したいところです。
そういう観点からすると日本株は、国際競争力のある銘柄が少なく、しかも国内は人口減が見込まれているわけですから、探すのは困難です。
またアメリカ企業に比べて利益を株主に配当金として還元しようという文化が、日本企業はまだまだ足りていません。
なので米国の個別銘柄か、それらのインデックスに連動したETFに投資するのがベストです。
ETFの商品名を上げると、米国高配当株ETFのVYMやHDVです。
どちらかといえばVYMの方が、組み入れ上位銘柄を見る限りでは好みです。
高配当ではありませんが、S&PER500指数に連動するVOOや全米株連動型のVTIも無難に持っておきたいETFです。
目標に近づいたときに守備固めとして保有率を上げたいのは、BNDなどの債券系ETFです。
基本的にETFだけで良いと思いますが、ETFは金融危機の暴落時に分配金を減配する時があるそうです。
そういうイレギュラー時のリスクヘッジとして、例えばリーマンショックの時でも増配を続けていた安定の優良高配当株もポートフォリオに加えても良いと思います。
ジョンソン&ジョンソンやマクドナルド、P&G、コカコーラ、フィリップモリス、ウォルマートなどでしょうか。
ただ十年に1度くらいのイレギュラー時の為だけに組み入れるのは微妙です。
しかし、ETFだけだと持っていてもつまらないかもしれないし、個別株も持つことによって適度に投資ライフを楽しめるという効果もあると思います。
あとは全く違う投資対象して、資産全体の5〜10%くらいJリートを組み込んでヘッジするのもいいと思います。’
最後に
イメージとしてはざっとこんな感じです。
不動産投資のプロなら不動産で増やそうとするだろうし、太陽光発電の売電に精通していれば、太陽光発電で資産形成もするだろうと思います。
今回書いた内容は、今現在の私の資産運用知識の限界です。
資金を増やす努力も大事ですが、お金を持ったときに今後の時代に合わせてどのような資産運用方法が良いのか調べていくことも重要です。
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