株式投資のデメリット
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株式投資のデメリット
今回は株式投資のデメリットについて書き記します。株式投資は正しい知識を手に入れて無理のない資金で行えば、思うほど危険なものではありません。
しかしその一方で、リスクのない投資は存在しません。投資とは、リスクと引き換えに利益を得る事だからです。
株式投資のデメリットは、細かいものまで入れるとたくさんあるのでしょうが、今回は特に大きなデメリットを2つだけ書きます。
元本保証がない
要するに、投資した分よりお金が減る可能性があります。
定期預金や銀行の貯金でしたら、利息は非常に微々たるものの、預けた金額よりも減って返ってくることはありません。
しかし、株式等の金融商品はハイリスクハイリターンと言うことになります。預けたお金が10倍になるときもあれば、やり方次第でゼロになるのが株式投資です。
ゼロは極端ですが、損切り等をうまくしていかないと、資産をどんどん減らしていってしまう可用性もあります。
保有銘柄の動向が気になる
株を保有すると、保有した銘柄の株価の動向が気になります。
専業投資家や専門家は大いに気にして大丈夫です。しかし、兼業投資家は本業もあるのでそんなに気にしている訳にはいきません。
保有銘柄の株価が下落していれば少なからず落ち込みますし、下げ幅によっては気がきではなくなるかもしれません。
逆に株価が上昇している場合はなんとなく上機嫌になります。
でも今度は、株価が上がった銘柄を保有し続けたほうが良いのかとか、下がってしまうかもしれないから今のうちに利益確定売りした方がいいんじゃないかとか、色々考えてしまいます。
そうすると本業が忙しかったり、新しい仕事で慣れていなかったりすると大変です。
株式投資にもいろいろなスタンスがあり、一度保有したら日々の株価の変動は気にせずに企業の業績や財務状況を把握していく長期投資もあります。
長期投資でしたら、本業があってもそこまで無理は無いと思います。
あとは慣れだと思います。
はじめた当初は保有銘柄が気になって会社のトイレで株価をチェックするトイレトレーダーだった。という人も結構いるようです。
結局上がったり下がったりするのは普通なので、目先の値動きで一喜一憂するのは木を見て森を見ない状態と同じです。
デイトレーダーや短期投資家は別として、株価を頻繁に気にするのはあまり良くないことです。
実際のお金が増減していると思うと大変なので、ただの数字が増えたり減ったりしていると思ったほうが楽です。
お金を軽く見ろと言うことではなく、数字だと思う様にしても実際はお金なので、そのくらいの意識具合がちょうどいい緊張感になるということです。
デメリットの考察
1番目元本保証が無いというのデメリットは、その分リターンを得られる可能性が訳ですので、しょうがないものだと思います。
2番目の保有銘柄が気になるというデメリットは、徐々に慣れるものだと思います。後は株式投資の方法次第です。
サラリーマン等の兼業投資家は、日常の仕事があるのでデイトレードなどの短期売買を行うのは難しいです。
人にもよると思いますが、1日〜1週間くらいのスパンの売買でも、いろいろ調べないと利益をあげられないと思うので大変だと思います。
逆に数年間単位を目指した長期投資なら、1日あたりに株に割かれる時間は少ないので、忙しい人でもそんなに無理なくできます。
私も現在は長期投資に以降しつつあります。やはり短期投資は相場に張り付いていないといけないので、兼業投資家にはキツいです。
それでも株式投資はやる価値がある
今回は株式投資のデメリットを記載しました。
いろいろとネガティブな事を書いてしまいましたが、それでも株式投資はやって損はないと思います。
特に若い人は、失敗しても吸収力があるし、まだ人生に残された期間も長いです。
続けていればリーマンショック後のアベノミクスの恩恵を受けたここ数年間の様な、好状況がまた訪れるチャンスは十分にあります。
利益目的以外のメリット
また、 ただ利益を得ることができるのだけが株式投資のメリットではありません。
株を持つことによって、世の中の経済や社会がとても身近になります。投資をするまでは正直あまり興味のなかった経済のニュースにも関心が湧きました。
自分の働いている会社の中だけで生活するより、世の中の企業を調べて株を保有する事で、本業と全く違う業界の事にも関心が湧いてとても視野が広がります。
もちろん働いている会社と同じ業界の銘柄も、普段の仕事で精通しているはずなので投資対象に向いています。
それも兼業投資家のメリットです。
会社四季報も面白いです。
日本のいろいろな企業がそれぞれの分野の時代のニーズに合わせて頑張っていることを知ることができて面白いです。
多少失敗して資金を減らしても授業料だと思っています。
デメリットももちろんありますが、やはり視野が広がりますし、それを上回るメリットもあると思います。