オリンピックと日経平均〜Xデーはいつか〜
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オリンピックまで日本の景気は持つのか
2020年に東京オリンピックが開催されることで、オリンピック前とオリンピック後という考え方が生まれました。
オリンピックが終わったあと景気が続く要因を作る必要がある、という話をを耳にすることがあります。
しかしよくよく考えると、そもそもオリンピックまで果たしてこの景気が続くのかという事が投資家にとって気になることだと思います。
そこで東京では過去にもオリンピックが開催されているので、1964年の東京オリンピックと日経平均の動きを調べてみました。
株価は景気に先行して動く
こちらのサイトが1番まとめられていました。
http://kapok.mydns.jp/business/tokyo-olympics1964-n225/
結論から言うと、オリンピックの1年半前から日経平均は下がっていました。
印象深い所を引用させてもらいます。
株価が高値をつけたのは、オリンピック開催の1年半前の時期にあたる事になりました。その後は株価は下落を続けました。オリンピック景気は1964年10月まで続いたのですが、オリンピック景気の中で株価が下落を始めた事は注目に値します。株価は景気に先行して動きますので、オリンピック後を見越して早めに売り注文が入り、オリンピックの実施前に株価は下落を始めていたわけです。
個人的には、株価は景気に先行して動くという言葉が印象的でした。
これはオリンピックだけではなく、色々な世の中の出来事に対して常に念頭に置くべき考えだと思います。
ちなみに、2020年の東京オリンピックは7/24開幕なので、その1年半前というとちょうど2019年の1〜2月頃になります。
株価が50年前と同じ動きをするのかは不明ですが、少なくとも個人投資家はその可能性を想定して取引するに越したことはありません。
もちろんオリンピックと関係なく、下げ始めるのは明日かもしれません。
今回の記事はオリンピック開催前という状況が、日経平均を下げる1つのトリガーになり得るという話でした。
最後に、日経平均のアノマリーも参考程度に覚えておいても損はありません。