1年3ヶ月目の人気投資信託パフォーマンス比較(2019年10月)
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みなさんどうも、資産ためぞう(@sstamezo)です。
2018年の7月から人気の投資信託9本を実際に保有しパフォーマンスを比較するという企画を行なっています。
前回の記録は、始めてからちょうど一年後の2019年7月でした。
それから更に3ヶ月経ち、現在のパフォーマンスはどうなっているのか確認していきたいと思います。
1年3ヶ月目の人気投資信託パフォーマンス比較
対象の投資信託紹介
パフォーマンス比較を行なっているのは、以下の9本です。
どれも信託報酬の低さ等から、各分野で人気のある投資信託です。
この9本の投資信託を2018年7月に1000円で同時購入しました。これにより、各投資信託の目論見書などからでは分からない、実質コスト等すべて含めた実際のパフォーマンスの比較ができます。
パフォーマンス比較(2019年10月21日現在)
上から順位にパフォーマンス順になっています。左側の黄色い線で囲った数字が、1,000円で投資してからの実際に推移した金額です。
一位はダントツでJリートです。次にバランスファンド、そのあとに米国株指数系、先進国株系、日経225、全世界株式、最下位にひふみ投信と続いていきます。
気づいたこと
バランスファンドが強い
1位のJリートは予想通りでしたが、意外なのが2位が米国株系の投資信託ではなく、バランスファンドということです。3位以下と僅差と言えば僅差ですが。
こちらの画像はこのeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の資産構成の内容です。
株式系の投資信託よりバランスファンドが上回ったということは、ここ一年くらいは株式よりも残りの債券やJリートの調子が良かったということなのかも知れません。
色々な種類のインデックスを保有してるいると、体感的にどの市場が調子がいいのかということがなんとなくわかります。
eMAXIS Slimが一番というわけではない
また、個人的に注目しているのが、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスとニッセイ外国株式インデックスファンドの対決です。
この2つの投資信託は、MSCIコクサイ・インデックスという全く同じインデックスの指標を組み入れています。
ですので、両者の信託報酬(手数料)の差でパフォーマンスが別れることになります。
2つの商品の公開されている信託報酬は、ともに「0.10989%以内」となっています。ですので、この表の信託報酬に現れない「隠れコスト」で勝負が決まります。
- ニッセイ外国株式インデックスファンド 1,017.13円
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 1,016.59円
結果は上記の画像でも分かる通り、ニッセイの方が0.5円程度とわずかの差ですがリードしています。1,000円で0.5円ですが、10万円の投資なら50円、1,000万円の投資なら5,000円の差となります。
eMAXIS Slimのシリーズは信託報酬の業界最安値の目指すことを謳っており、インデックス投資家からも評価の高いシリーズです。
ですので、この結果は少し意外に思う方もいるかも知れません。
もちろん今後eMAXIS Slim が更に信託報酬を下げてニッセイをパフォーマンスで上回っていくかも知れません。とりあえず現在のところはニッセイの方がパフォーマンスが良いという結果となりました。
最後に
今回は3ヶ月ぶりに投資信託のパフォーマンス比較結果を記録しました。
最近では、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドなど、新たに話題となっている投資信託もあります。
ですので、久しぶりに比較する投資信託を新たに入れ替えるのもありかと考えています。
ただ、S&P500系の投資信託はすでにかなり信託報酬が低く、0.0以下の差なので、1,000円程度の投資で比較していても対して差は開かないかもしれません。
(信託報酬の参考)
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 0.0938%程度
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 0.088%以内
ある意味では、信託報酬が気にならないくらいインデックスの積立投資をするにはいい時代になってきたということだと思います。
最後に関連記事として、こパフォーマンス比較を始めたときの記事です。