イベント投資の本を読んで復習した内容 その2
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皆さんごきげんよう、ためさん(@sstamezo)です。
今回もイベント投資の著作を読んで復習し、印象に残った箇所をメモしていきます。
前回は「スタバ株は1月に買え!」という本を復習しました。今回は、まつのすけさんの「会社員をしつつ、株で元手40万円から月250万ちょい稼いでいる件」を復習しました。
イベント投資の本を読んで復習した内容 その2
「会社員をしつつ、株で元手40万円から月250万ちょい稼いでいる件」
今回の著作「会社員をしつつ、株で元手40万円から月250万ちょい稼いでいる件」は、タイトルからだけだと何の本なのかよく分かりませんが、イベント投資の本です。
よく「10万円から簡単に一億円にする方法」みたいな本があります。この本もタイトルからそんなイメージが湧きがちですが、内容はそういう本とは全然違います。
今回の復習メモを見ていただければ分かると思います。
復習メモ
今回印象に残ったのは、「イベント投資の優位性」と「リスク管理」に関しての文章です。
人が増えると優位性が薄まる
イベント投資やシステムトレードの宿命として、同じことをやる人が増えると優位性が薄まったり、傾向が変化することがあります。
イベント投資をやるとしたら、前提として覚えておきたいことなので、メモしておきます。
参加者が増えると株価が2〜3ヶ月前に上がりやすくなり、権利確定日近辺では売りたい人が増えて崩れがちになるので、早い段階で上がり始めたら当初の予定より早めに買いを入れることや、権利確定月の前月に高騰したような場合は早めに売るなどの対策も選択肢です。
これは「スタバ株〜」でも触れられていますが、最近このことについてよく考えていました。特に最近は、参加者が増えているのか、例年通りにはいかない銘柄が多いです。この文章通り、早めの初動に乗っていったり、高騰したら権利日までまだ先でも売却するなどの対応をしないとうまく利益を上げられないと思います。
イベント投資の2大弱点
2大弱点というものがありましたので、メモしておきます。
1、参加者が増えると有効性は低減する傾向
一つ目は、前述したように優位性の問題です。
細かい手法一つ一つについては自分で見出すか、よりよい方法がないかブラッシュアップする事が重要となります。
2、状況の変動によって傾向が変化する可能性
相場は生きているので、絶えず新しい期待値が高い方法論が登場します。データ分析を実践していけば、傾向が変わったとしても対応していくことが可能になります。
この2つ弱点は、イベント投資で利益を得ようとするなら、同じことは何度も通用しないし、常に状況に合わせて自分も動いていかなければいけない、ということを指しています。
また、「データ分析を実践していけば」とありますが、サラッと難しいことを言っています。でもそのくらいしないと、利益を得られるようにはなりませんよね…。
リスクについて
最後に、これはイベント投資だけの話ではありませんが、リスクについての文章をメモしたいと思います。
てっとり早く儲けようとすると、大損のリスクも拡大する
分散投資が行き届いている投資信託やETFでも最大で年40%程度はマイナスになるリスクがあり、個別株式なら最悪の場合、倒産してゼロになるリスクがあります。
1〜2年に1回は短期間でマイナス10%といった調整局面が訪れることは多々あります。
ちょうど直近でコロナウィルスによる調整局面が訪れており、保有資産も急減しています。
ついつい大きなリスクを取ってしまうのは、手っ取り早く儲けたいという感情からくることが多いです。インターネットの普及で、勝っている人がついつい目に付きやすくなっておりら「自分はもっと勝ちたい」とか「早く○円を達成したい」といった欲望が湧いてきやすい世の中になっています。
「10年で1億を目指す」と強気な目標を立て、信用取引も行なっている自分には耳が痛い話なのかもしれません…。
他と切磋琢磨する健全なライバル意識はいいことですが、スキル・精神力・経験・投資金額・資産運用に使える時間・環境などは千差万別であり、他の投資家との比較を過度に意識するとつい余計な投資、期待値が低い売買行動をしてしまいがちになります。
慎重に投資を行うことは遅いように見えて、結局最速で儲けることができると思ってます。
私は特に誰かの飛び抜けたパフォーマンスをネットで見ても「いいな〜」と思うくらいで、無理矢理同じような利益を出そうとは思いません。
しかし、例えば最近マスク関連銘柄が急騰したのをネットで見ると、機会損失した感じが半端ないです。
しかし、実際は結果論でしかなく、実際現時点でも感染が拡大しているので関連株も伸び続けましたが、もしコロナウィルスが大したことなくすぐに収束していたら、保有したらすぐに急落していた可能性もあるのです。
とりあえず指数全体も下げているので、指数と同じくらいの下げなら仕方がないと思う事も、無理にリスクを取るよりは良いと思います。
結局は自分のできる範囲で動かなければ、逆に大怪我をする可能性もあります。
そういう意味で、
慎重に投資を行うことは遅いように見えて、結局最速で儲けることができると思ってます。
という言葉は大事だと思いました。
最後に
本を読んで復習シリーズのその2を書き終えました。
このシリーズは、自分自身の復習にもなって勉強になりますし、アホ素人の私の意見でなく本の内容がメインなので一定のクオリティも確保できて読者の方にとっても比較的有益なのではないかと思います。
また続編も書きたいと思います。
関連記事のリンクです。前回の本を読んで復習の記事です。
【参考著作】
会社員をしつつ、株で元手40万から月250万ちょい稼いでいる件