【個別株長期投資初心者向け】最短で投資スキルを上達させる方法
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資産ためぞう(@sstamezo)です。今回は、これから投資を始める、または初めたばかりの初心者の方に向けた記事です。
私自身、まだ本格的に株式投資を初めて2,3年ですし、大した成績を残していません。むしろトータル成績マイナスです。
それでも、自分なりに株式の長期投資を前提とした投資を行ってきて、いろいろな失敗をしてきました。
その結果、現時点でこれが一番上達すると思った方法を紹介します。
投資においても「魚」ではなく「魚を釣る方法」を覚える
事前勉強は最低限の入門書2,3冊だけでいい
株式投資は習うより慣れろの世界です。事前にいくら本を読んでも、セミナーに参加しても上達はしません。
ただ、野球をするのに野球の最低限のルールを知っていないとできないように、株式投資の最低限の知識や売買の仕方、チャートなどの見方は知っていないといけません。
そのためには、株式投資の入門書を読むだけで大丈夫です。しかし、1冊の入門書を読むだけでは、その入門書と自分の相性の関係で、どうしても理解しづらい箇所もあります。
実際、私自身はそうでした。私の場合は、チャートのロウソク足の見方がどうしても分かりづらく、試しに違う出版社の入門書を読んだところ、別の表現で説明されていてあっさり理解できるということがありました。
ですので、同じ一冊を本を何回も読むより、違う出版社の入門書を2,3冊読んだほうが理解が深まるかと思います。
どの銘柄の株価が上がっていくのか、自分なりに考えて探す
入門書を読み、とりあえず株式の売買の仕方などを最低限学んだら、そのまま実際に投資しましょう。
いきなりで緊張するかもしれませんが、実践が最速の近道です。これは多くのベテラン投資家の方々も言っている事です。
(より成功率を上げるには)割安だと思う株価に指値をしておく
いざ有望な銘柄を見つけたら、すぐに飛びついては行けません。チャートを見て割高ではないかチェックします。
チャートは波になるので、波の低い位置に指値を張っておき、もし指値が刺さらなければ縁がなかったと諦めるくらいのほうが、無理やり保有するより失敗しません。
私も、最初の頃は良い銘柄が見つかると、ついついすぐに保有してしまい、その結果高値づかみをしてしまいました。
良さそうな銘柄を見つけては、このくらいなら損しないだろうという地点に指値を入れておくというのがベターです。
できれば、移動平均線とロウソク足の動きを見てタイミングを決めたほうがより確実です。
詳細はこちらの記事に書きました。
やってはいけないこと
特定の銘柄を推奨しているサイトを鵜呑みにしない
初心者がよくやってしまう成長しない例は、ネットや雑誌、SNSなどで推奨されている銘柄をそのまま保有してしまうことです。
初心者のうちは、自分の判断基準がまだ掴めていないため、推奨されている銘柄を買うことが株式投資になっている人も多いです。
しかし、よくよく調べてみると、株式投資で成功している投資家のうち、他の人が推奨している銘柄を真似て成功した人はほとんどいません。
成功している人は自分で考え、自分で銘柄を探して投資をしています。自分の得意分野を自分で見つけて成功しています。
推奨された銘柄を真似て投資をしている以上、上達はないと考えたほうが良いです。
雑誌、ブログ、ツイッターなどの特定銘柄の推奨には乗らない
そうは言ったものの、自分自身、株式投資を始めたときは、雑誌やネット、SNSで投稿された推奨銘柄をそのまま保有していました。
それはこのブログの過去の投資記事を見ていただければ分かります。
その結果、良いリターンを残せたかというと、ほぼ残せていません。理由はいろいろあります。
推奨される銘柄というのは、その時点で注目を集めている銘柄であり、すでに買われすぎて株価が上がっている事が多く、保有するタイミングとしてはもう遅いという事が多いです。
また、SNSの場合は、上記の理由だけでなく、仕手筋が介入している場合があります。
長期投資目的でそういった銘柄を保有していても上達せず、リターンもなかなか得られないので関わらないほうが良いでしょう。
「急がば回れ」ということで、株式の長期投資においては、「魚」ではなく「魚を釣る方法」を自分で身につけることが最短の道です。
具体的な方法
会社四季報を読破して有望な銘柄を発掘
会社四季報を全て読んで、有望な銘柄を発掘することが上達への近道です。
必要と思えば、四季報の読み方の本やファンダメンタルの本を読んで知識を付けてからでも良いです。
失敗は前提
しかし、最初から知識を詰め込みすぎて頭でっかちになっても良くないと思います。失敗して、明確にファンダメンタルの知識が足りないと実感してからでも遅くはないです。その方が的確に必要な情報だけ吸収できます。
最初から知識を詰め込みすぎると、その時要らない知識が、自身の銘柄の選択や保有タイミングの邪魔をしてしまう恐れがあります。
損失はしてしまいますが、「失敗→足りない知識を補う」というループの勉強法が最短で上達する勉強法だと思います。
そのためにも、失敗前提で最初からフルインベストメントはしない方がいいですし、業績が傾いてしばらく低迷しそうな銘柄は思い切って損切りして次に切り替えることも重要です。
四季報を読破して銘柄を探すメリット
注目されていない銘柄を探せる
四季報には日本の上場企業、約3,500社全ての情報が掲載されています。中には、初めて知る企業もたくさんあります。
その中で「この企業良さそう」と思っても、馴染みない企業だったりすると自信が持てない時もあります。
しかし、逆に馴染みがなく、注目されていない企業だからこそ、チャンスがあると捉える事もできます。
何故なら、ネットや雑誌で推奨されている銘柄は、前述したようにすでに多くの投資家に注目されていて、自分が知った時点ではなおさらすでに買われすぎていてタイミングとしては遅くなっている場合が多いです。
その点、まだ注目されていない、馴染みのない企業なら、後に注目されたとき、株価上昇の恩恵を受けるチャンスがあるのです。
また、注目されている銘柄はプロの機関が介入していたりして、株価の動きが難しいことが多いです。その半面、注目されていない銘柄は、経験上チャートの動きが読みやすい事が多いというメリットもあります。
ですので、馴染みのない企業でも、自分が有望だと判断できれば、思い切って投資してみましょう。
株式投資をするまでは知らなかった企業を発掘し投資するのも、推奨された注目度の高い銘柄ばかりに投資するよりも面白いと個人的に思います。
四季報には約3,500社が掲載されています。読破すると必ずその人の環境や経験に応じて、他の人にはまだ気付くことができない有望な銘柄が2,3社は見つかるはずです。まずはそれらに指値を入れて投資するのがベターです。
そして、もし失敗してしまったら、何故失敗したのかを分析して、どんどん精度を高めていきます。
これが株式の長期投資において、最短の上達方法だと思います。また、個別株投資の面白さも味わえる方法だと思います。
最後に
長期投資の方法として、比較的王道の方法を紹介したつもりですが、株式投資の方法は千差万別で、人それぞれに合った方法があります。
今回の記事の内容は、一つの方法として参考にしていただければと思います。
また、個別株投資はハイリターンですがハイリスクです。インデックスと分散させたり、キャッシュポジションを常に多めにしたり、損切りルールを設定したりするなどの対策も必要です。
それでも、個別株投資はインデックスにはない面白さがあります。インデックス投資も魅力的ですが、資金の何%かは、個別株で運用するのも面白いです。
また、個別株を調べることにより、今まで知らなかった企業や分野を知ることができるのは、興味深い事です。また、兼業投資家の方にとっては、その知識が本業にも思わず役立つかも知れません。
最後に、関連記事のリンクとして、四季報の見方を個人的にまとめた記事です。