【朗報?】グリーンインフラレンディング3月中に資金の一部返済を目指すと発表
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資産ためぞう(@sstamezo)です。今回は久しぶりにグリーンインフラレンディングの記事です。グリフラに関しては、調べていると悲しくなってくるので避けていました。しかし、少し進展がありましたので記録します。
【朗報?】グリーンインフラレンディング3月中資金の一部返済を発表
グリーンインフラレンディング(以下GIF)が、2月28日付けで3月15日までに資金の一部返済を目指している旨の内容を発表しました。
以下、重要な箇所を引用していきます。
2019 年 2 月 28 日
各位
maneoマーケット株式会社
株式会社グリーンインフラレンディングを営業者とする
ファンドにかかる資金の分配・償還に向けて
いつも通り、maneoマーケットからのお知らせです。
「15.5億円の資金を3月中に分配・償還」
株式会社グリーンインフラレンディング(以下「GIL 社」といいます。)を営業者とするファンドにかかる供託金を含む資金の約 15.5 億円の分配・償還を 3 月中に実現するべく、弊社は 2 月 21 日にGIL社に下記(1)、(2)を伝達し、これに則った分配・償還を実施することを要請いたしました。
「15.5億円の資金を3月中に分配・償還」と記載されています。具体的な金額と日付が明記されました意味では進展しています。しかし、確実ではなく、「実現するべく」とあくまでも目標です。
しかも、GIFが期失している資金は全体で約150億円ですので、単純計算で10%ほどしか返済の目処が立っていないことになります。そういう意味では残念です。
(1)対象ファンドの出資者の皆様への分配・償還について
方針1:GIL社に入金された資金のうち、GIL社を営業者とするいずれかのファンドの対象事業を原資として返済されたことが確認できたものについては、当該ファンド(以下「対象ファンド」といいます。)の出資者の皆様へ償還及び分配する。
以下の①及び②に該当する場合においては、対象ファンドの出資者の皆様への分配・償還を行っても、出資者の皆様の間での公平性を害するものではないと判断しました。
しかも、分配・償還には条件がついています。「出資者の皆様の間での公平性を害するものではないと判断」できた対象ファンドに投資をしていた人にだけ返済されるようです。
この時点で、もう公平ではないような気がするのですが…。区別せずに、全員に返済してほしいところです。
対象ファンドとは
①対象ファンドの対象事業の売却代金や第三者からの借入金を原資とする返済の場合、売買契約書や金銭消費貸借契約書などにより売却や借入の事実など返済原資を確認できること。
②対象ファンドの対象事業が、対象ファンドの資金、及び、GIL社を営業者とするファンドの資金以外の資金によって開発されたと評価できること(例えば、これ以外の資金が使用されていたとしても、対象ファンドにおける貸付への返済額から上記資金相当額を控除した残額については、対象ファンドの資金、及び、GIL社を営業者とするファンドの資金以外の資金によって開発された部分と評価できる。)
(2) 平等分配について
方針2:GIL社に入金された資金のうち、原資の確認ができないもの、また、GIL社を営業者とするいずれのファンドの対象事業にも該当しないものについては、全ファンドの元本に平等に充当し、各ファンドにおける出資者の皆様の元本額に応じた平等分配を行う。
GIL社に入金された資金のうち、上記(1)①及び②に該当しないもの、並びに、GIL社を営業者とするいずれのファンドの対象事業にも該当しない事業の売却代金を原資とするものについて、当社は、各ファンドにおける貸付金の元本額に応じた平等充当を行ったうえで、各ファンドにおける出資者の皆様の元本額に応じた平等分配を行うのであれば、出資者の皆様の間での公平性を害するものではないと判断しました。
申し訳ありませんが、どのファンドが対象なのか、これでは判断できませんでした。分かりづらいです…。
ただし、15.5億円という、全体の10%程の資金の返済なので、上記の対象ファンドというのは、全体のごく一部なのだろうと思います。
3月15日に報告がある
早期に分配・償還を実現したいという認識については、当社及びGIL社双方で共通しており、当社は、GIL社と再協議を実施し、あらためて上記方針に則る分配・償還の 3月中の実現を目指します。今後の進捗状況や償還・分配の方法につきましては、3 月 15 日までには改めて報告いたします。
大変ご心配をお掛けしており申し訳ございませんが、弊社は出資者の皆様への分配の早期実行に向けて引き続き鋭意努力してまいります。
以上
改めて3月15日に報告があるようです。また、3月中に返済を目指すと明記されています。
こうした点は、今までよりも前進しています。3月15日の更新を待ちたいと思います。結局のところ対象ファンドとはどのファンドのことなのかを教えてほしいです。
もちろん、最終的には全ての資金を返済して欲しいです。
投資家がGIF社などを集団で提訴
maneoマーケットや「グリーンインフラレンディング」(東京・港)とその親会社の「JCサービス」(大阪市)など計4社と、グリーン社とJC社の代表取締役を、投資家54人が集団で提訴したというニュースが3月7日にありました。
融資仲介最大手を提訴 投資家「目的外に資金流用」 :日本経済新聞
こうした背景もあり、少しずつ話しも進展してきたのかも知れません。
投資家らは、GIF社などが嘘の記載により資金を集めており、虚偽でなければ投資をしなかったと訴えています。
しかし、GIF社らは、虚偽はしていない。正しい資金の使い方をしている、という立場を取っています。
単純に考えて、正しく使ってなぜ返済ができなくなるのかという話ですが…。
こうした背景もあってか、金融庁はソシャレン業者に借り手の企業の情報を明示することを事実上義務付ける方針を発表しました。
明示義務により、借り手が少なくなる可能性もありますが、GIF社のような事件も少なくなればと思います。
ネット融資仲介を透明化 借り手の情報を開示、金融庁 :日本経済新聞
悲しいのが、結局のところソーシャルレンディングは投資家側の自己責任になることです。
それは投資をする前の条件で触れられており、承諾した上で投資をすることになっています。銀行のように1000万円までは保証とか、そういうものはもちろんありません。
ですので、ソシャレンに投資をするのであれば、投資先の安全性を自分で調べてから投資をするべきです。
何においても、投資はリターンが高いほどリスクも高くなります。
しかし、GIF社側が虚偽の情報を提示していたとなれば話は別になります。提訴した投資家たちは、そこを訴えています。
そして、GIF社側は、虚偽はしていないというスタンスを貫いています。この一件もどうなるのか見守っていきたいと思います。
私は現在、ソーシャルレンディングに関してはクラウドバンクに投資をしています。クラウドバンクは何も問題なく毎月分配と償還があります。
一部の業者の影響で、頑張っている他の業者のイメージまで悪くなてしまい、資金が集まりづらくなるのは残念なことです。
関連リンクとして、今月のクラウドバンクの分配金についての記事です。