シノケングループ(8909)週刊誌報道で株価急落。買いか
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シノケン、週刊新潮に取り上げられる
シノケングループが、週刊新潮にて「かぼちゃの馬車みたいな・・・」との見出し記事を報じられ、18日の株価は急落しました。
シノケンといえば、昨今のスルガ銀行やTATERUなどの不動産投資スキャンダルに連れられてもともと売り叩かれていました。
そして今回の週刊誌報道による急落です。株価は異常な割安となっています。
10月18日の出来高が桁違いになっています。
データ
現在の株価は932円です。2018年12月の予想EPSから算出したPERは3.41%です。金融危機並みの水準です(笑)2019年の予想PERは3.03%です。
配当利回りも3.22%まで上昇しています。
シノケンのメイン事業は不動産の販売であり、これだけ逆風が吹くと売上が下がる可能性も高いです。
8月8日発表の第2四半期決算短信では、すでに前年比でマイナスとなっています。
不動産銘柄はもともと低PERで配当利回りの高い銘柄が多いです。しかし、PER3%はほぼないでしょう。低すぎるPERには注意するというのがセオリーですが、シノケンにも当てはめて良いものなのでしょうか…。
週刊誌の報道に関して、「厳重に抗議」
週間新潮の報道に関して、シノケンは正式に「抗議」を表明し、事実とは異なるとしました。この発表後、株価はストップ安から回復しました。
引用元:https://www.shinoken.co.jp/presses/get_img/394/file1_path
悪評は少ないが、火のない所に煙は立たない
シノケングループについては、もともと株価が割安なこともあり、かねてから少しずつ情報を調べていました。
私のような情弱アホ投資家がネットで調べる限りでは、一般の不動産会社以上の悪評を見つけることはできませんでした。
例えば、TATERUについて調べると、営業マンが資金がないのに強引にセールスしてくるなどのエグい情報が簡単に手に入ります。
しかし、シノケンに関しては一般の不動産会社以上の悪評は出てきません。「シノケンで不動産投資をして損をしました」という情報は出てきますが、それは当事者の不動産投資に対する勉強不足であると本人が認めていたりして、シノケンに詐欺られたとか、嘘を言われたなどの悪評はでてきません。
しかし、ここまで売り叩かれている企業が本当に完全なシロであるのかという、直感めいたものが働くのも事実です。
「火のない所に煙は立たない」というやつです。
シノケンの急落は千載一遇のチャンスなのか、それとも地獄への誘いなのか。非常に興味深いところです。
NTTドコモやJT、オリックスなどの業績の安定した企業が「しずかちゃん」だとしたら、シノケンやTATERU、スルガ銀行などの銘柄は「峰不二子」タイプです。首を突っ込むと危ないけど惹かれてしまう銘柄です。
これらの銘柄が半年、一年後にどうなっているのか要チェックです。
予想以上に危険
これからしばらくの間は、ますます短期投資家の戦場になり、ボラリティが激しくなることが予想されます。
今回のように新たなニュースによって株価が素早く急激に動くでしょうし、普段働いている兼業投資家が参戦するにはリスクが高いと考えます。
週刊誌の報道以前でもすでに割安だと思っていたのにこの急落です。予想以上に危険度が高いと思いました。